家で過ごす、庭で過ごす
新型コロナウイルスは私たちの生活を一変させてしまいました。こんなにも状況が変わるとは予想していませんでした。亡くなった方も多くおられ本当に悲しい出来事です。
学校へ行ったり、お買い物や旅行に出かけたり、「普通」がどんなにありがたかったことかを思い知らされています。
真綿で首をしめられるようなジワジワくるストレスも多くの方々が感じておられるのではないでしょうか。
私たちの身体のどこかに免疫指数がピッと表示されるわけではないですが、きっとそのジワジワストレスは指数を下げている気がします。この閉そく感はあなどれません。
季節が春に近づいているのに家に閉じこもることが、余計にダメージです。
こんな時、お庭は免疫指数をあげてくれるのではないかと思っているんです。庭、という限られた空間ですが、木や花や空気の香り、土の肌触り、葉が擦り合う音・・・決して郊外の山に出かけなくてもお庭は絶対に癒しをくれます。ちょっと着込んで15分でもいいので、椅子に腰かけてお庭でコーヒーでも飲んでみる、「はーっ」と深呼吸する・・・日常の非日常感覚が、きっと免疫指数をピピピと上げてくれるはずです。
人間（人類？）は700万年のあいだ自然の中で生活をしてきました（らしいです・・・）産業革命からせいぜい2、300年で今の生活にたどりついた私たちが、弱った身体を復活させるのは、やはり自然に身を置くことだと思うのです。
自然治癒力とはまさしくそういう人間本来のあり方で、庭はそれを少し支える大切な場所、本当に力となってくれる場所、「パワースポット」ではないでしょうか。
